TrafficSentinelバージョン8.7 日本語版リリースのご案内

TrafficSentinelバージョン8.7
日本語版リリースのご案内

2022年9月:InMon Traffic Sentinel 8.7 (日本語版) がリリースされました。
保守契約ユーザ様は、無償でアップグレードが可能です。

バージョン8.7

新機能・改良/変更点:

  1. サンキー・チャートによるフローの可視化
  2. パターンからスイッチ機器をゾーングループに適用する
  3. Apache Tomcat 8へのアップグレード
  4. パフォーマンスとスケーラビリティの改善

サンキー・チャートによるフローの可視化

Traffic Sentinelには、File>RESTに “sankey.js”ダッシュボード・スクリプト例があります。
それをコピーしてカスタマイズの為に編集してください。layersのリストは、カラムを定義します。name(asn(ipsource))などの関数が使用できます。
refreshに設定すると、チャートは変形するモーフィング・アニメーションで1分ごとに更新されます。
サンキ―・チャートは、工程間の流量を表現するフローチャートの一種です。

// description: sankeyflows
// author: InMon
// date: 5/15/2022
// version: 1.0
// authLevel:operator
// clientJS:sankey-1.0.js
// ttl:60
// view:traffic
// resultFormat: json

// Copy this REST script to create new dashboards
// See http://www.inmon.com/tutorials8/dashboard.php

include('sankey-1.0.js');

new Sankey({
    height: 600,
    layers: ['sourceaddress','protocol','destinationaddress'],
    value: "bps",
    interval: "last5minutes",
    colors: '#000000,#db3a34,#f0c808,#56926e,#6c4f77,#4281a4',
    refresh: true,
    debug: false
}).printResult();

パターンからスイッチ機器をゾーングループに適用する

スイッチの IP アドレスの割り当てがゾーンやグループの階層と一致しない場合、CIDR やエージェント範囲の代わりに、パターンを使ってスイッチをグループに適用(マッチ)させることができます。パターンは sFlowによって収取されたホスト名、逆引きで学習したDNS 名、SNMP から学習した sysName, sysDescr, sysLocation, sysObjectID などの識別子に適用することができます。個別のCIDR設定や全体的なCIDR(”All”)を設定すべきですが、これらのパターンを使う事で、便利なナビゲーションとして、スイッチやサーバをより特定のゾーンやグループとして捕捉・集計することができます。

Apache Tomcat 8へのアップグレード

Webフロントエンドは、Apache Tomcat 8.5.78を使用するようになりました。

パフォーマンスとスケーラビリティの改善

sFlow/NetFlowパケットを高いレートで受信する場合、ソケットをサービスする際に複数のリーダースレッドを使用する新しいオプションが追加されました。Sentinel Performance Tuning のチュートリアルを参照してください。