sFlowによるクラウドパフォーマンス管理
sFlow技術を用いて、フリー(無償)のsFlowエージェント及びフリー(無償)のsFlowCollector(あるいは商用Collector)により、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azure、各種国産クラウドなどのクラウド環境や各種データセンター内のパフォーマンス管理やモニタリングを実現出来ます。
管理対象は、
・仮想サーバーパフォーマンス
・仮想サーバーインターフェーストラフィック
・仮想スイッチトラフィック
・ホスト・ハイパーバイザー パフォーマンス
・アプリケーション・パフォーマンス
などになります。
クラウドパフォーマンス管理を導入することによって、管理しているクラウド環境内で以下の情報を取得できます。
仮想サーバー・物理サーバー:
CPU、Memory、Disk IO、Network IO、TCP/IP etc
CPU Utilization:
Memory Usage:
Disk I/O:
仮想スイッチ・物理スイッチ/ルーター:
MIB-2 ifTable、Flow Information
Network Bytes:
トップN(フロー情報):
Network Counter(SNMP):
アプリケーション・パフォーマンス:
HTTP、Memcache、Java VM etc
Java(JVM) vCPU Utilization:
特に、フロープロトコルであるsFlowを使用することにより、一般的なSNMPなどによるサーバー管理では実現できない、フロー情報(送信元/送信先アドレス、送信元/送信先ポート、プロトコル、VLANなど)を把握することが出来、
仮想/物理ネットワーク、サーバーインターフェースでのトラフィックの内容を可視化出来ることが、最大の利点になります。
sFlowエージェント
この管理を実現するためには、管理対象にsFlowエージェントを導入する必要があります。
管理対象が以下の場合は、Host sFlowをインストールします。
Host sFlowについては、Host sFlow のご紹介 を参照ください。
Operating systems:
AIX
FreeBSD
Linux
Solaris
Windows
Linux containers:
Docker
Systemd
hypervisors:
Hyper-V
KVM/libvirt
Nutanix AHV
Xen/XCP/XenServer
Switches:
Arista EOS
Cumulus Linux
Dell OS10
OpenSwitch
Other (Application etc):
Open vSwitch, exports network flows and counters
jmx-sflow-agent, exports Java virtual machine metrics
mod-sflow, exports HTTP metrics from Apache
nginx-sflow-module, exports HTTP metrics from NGINX
tomcat-sflow-valve, exports HTTP metrics from Tomcat
node-sflow-module, exports HTTP metrics from node.js
sflow/haproxy, exports HTTP metrics from HAProxy
sflow/memcached, exports Memcache metrics from Memcached
sflow/sflowtool, command line utility for printing binary sFlow
sflow2graphite, utility to push metrics into Graphite
Host sFlowのダウンロード・インストールは、
https://sflow.net/downloads.php
より行ってください。
その他の物理的なルーター・スイッチなどのネットワーク機器は、製品にsFlowの機能が実装されていれば管理モニタリングが可能です。
sFlow実装機器の一覧は、
https://sflow.org/products/network.php
を参照ください。
sFlow以外のNetFlow / J-Flow / IPFIX / XRMON / LFAPなどのフロープロトコルが実装されている場合は、商用Collector(InMon Traffic Seentinel)で管理モニタリングが可能です。
sFlow コレクター
Host sFlowに対応したsFlowコレクターは、下記の3システムになります。
1.sFlowTrend(無償)
sFlow / Host sFlowに対応したフリー(無償)のsFlowコレクターです。
無償版としての機能制限は、5エージェント程度の管理対象と1時間のデータ保持期間になります。
まずは、sFlowTrendにて検証ください。
詳細は、sFlowTrend(無償版)のご紹介 を参照ください。
インストール方法の記載もありますので、OS別にダウンロードしインストールし下さい。Dockerイメージ版もあります。
2.sFlowTrend-Pro(商用)
sFlowTrendの機能制限なし商用sFlowコレクターです。
数十エージェントのモニタリングや長期分析データ保持が必要であれば、こちらを利用ください。
詳細は、sFlowTrend-Proのご紹介 を参照ください。
お問合せは、弊社 までお願い致します。
3.InMon Traffic Sentinel(商用)
sFlowのみではなく、NetFlow / IPFIX / J-Flow / XRMON / LFAP に対応した高機能で大規模環境を管理する総合フロー運用管理システムです。
詳細は、
Traffic Sentinelのご紹介1
Traffic Sentinelのご紹介2
を参照ください。
お問合せは、弊社 までお願い致します。
InMon Traffic Sentinelでのパフォーマンス管理
Host sFlow (サーバー・パフォーマンスの測定)
仮想スイッチ
物理スイッチ
仮想マシン(MobyLinuxVM(Docker/Hyper-V)):
トラフィック・フロー
Hyper-V